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ビブリオバトル in 本郷図書館


2/10(日)に文京区本郷図書館で催されたビブリオバトルへ行ってきました。ビブリオバトルというのは、もともとは、京都大学のゼミで行われていた授業が、イベント性を帯びて全国に広がった書評バトルです。

ルールは簡単で、

①本の紹介者がお気に入りの本を持ち寄る。
②その魅力を”5分間”で観覧者に紹介する。
③どの紹介者の本が良かったかを観覧者の投票で決定する。1番、票が高かった”本”がその回の”チャンプ本”になる。


その他には、観覧者から紹介者への質問は、参加者全員が、紹介された本を楽しめる内容であること。自分がその紹介者よりもその本のことを良く知っていても、紹介者のあげ足を取るような質問は厳禁。というように、あまりに白熱しすぎて、場の雰囲気が殺伐としたモノにならないような考慮もされているようです。あくまでも和やかに~が基本。



今回の紹介本は、村上春樹限定でした。紹介者は6名。観覧者は58名で、なかなかの盛況ぶりでした。実は私は村上春樹は「ノルウェイの森」しか読んだことがないので、村上マニアっぽい空気の中でちょっとビビってたりもしていたのでした。


*これが、紹介本のラインアップです。読んだことのない本がほとんどなので、既成概念などはなしに聞いたままを載せてみました。

①「ねじまき鳥クロニクル」



 紹介者さんの説明では、この物語は、主人公が何かネガティブなモノから嫁と飼い猫を取り戻す話で、この本は3つの柱からできているとか。

  その1.井戸 このキーワードが全編に出てくるそうです。
  その2.痛み
  その3.IQ84 登場人物の牛川というキャラにかぶる人が、「ねじまき鳥~」にも出てくるそうです。最新作のIQ84に過去の作品の登場人物を匂わせる人が出てくるというのは、かなり思い入れのあるキャラなんでしょうか。

②「使い道のない風景」



 村上春樹が訪れた海外旅行での感想をまとめたエッセイ。ただ、各ページに掲載された写真と、その文章には全く関連性がないそうです。写真が先か文章が先か、その答えは、図書館員の人にも意図がわからぬまま…の謎の作品。
 紹介者が中学3年生だと聞いて、びっくりしました。自分の考えをしっかり持っているなぁと。


③「羊をめぐる冒険」



 この羊が憑依した人物は、善悪とは関係なしに、大きなことを成し遂げる。最初はジンギス・ハーンに憑き、あとには児玉誉士夫(作中で名言されてはいないが、この人物であることは明らからしいです)
 紹介者は学者風の方で、村上春樹のことを理解しやすい森鴎外って表現されてました。面白いなと思いました。そういえば、前回、本郷図書館で催されたビブリオバトルのテーマは、森鴎外だったとか。この方はそちらにも参加されていたのかもしれません。


④「ダンスダンスダンス」



 紹介者は、実はこの本の1/4しか読めていないと聞いて、また、びっくり(笑)というのも、村上春樹の文章の表現が凄すぎて、1行読むごとにページを止めて、考え入ってしまうのだそうです。僕にとって、ストーリーは問題じゃなく、文章表現がこの本は素晴らしいのです! 感動です! と、かなりぶっ飛んだ紹介者でした。観覧者からの「私はあなたのプレゼンに感動しました」の声に爆笑。観覧者のちょっとしたコメントも面白かったです。
 

⑤「日い出る国の工場」



村上春樹が、色々な日本の工場見学した上でのエッセイだそうで、結婚式場の玉姫殿の見学記が面白かったそうです。玉姫殿は工場か? と疑問がでるところですが、村上春樹は結婚式場を新婚を作る場所として考えたのだそうです。登場してくる花嫁さんの冷めっぷりと、村上春樹の少し皮肉のこもった見かたも興味をひかれるそうです。

⑥「ノルウェイの森」



紹介者は、この作品は現代の若者の心情を瑞々しく描いた絶品の作と紹介されていましたが、この本は、私が唯一読んだことのある彼の大ヒット作でもあります。
実は、私はこの作品が素晴らしいと言われることがよく分かりません。何だか、エロっぽいだけだなぁというのが正直な感想。それなのに、村上春樹が世界的に評価されている理由って何なんだろう。それを知りたいというのが、今回のイベントに参加した理由の1つでもありました。確かに色々な人の意見を聞くと、何か他の作品も読んでみようかなって気にはさせられました。


1時間半ほどのイベントで、チャンプ本に選ばれたのは、「使い道のない風景」と「日い出る国の工場」でしたが、やはり、個人の思い入れの強いプレゼンをされた紹介者より、オーソドックスな説明をされた紹介者の方が票が良く集まった気がします。
私は、表現が素晴らしすぎて、紹介者が先を読めなくなってしまった「ダンスダンスダンス」を一番、読みたくなってしましましたが(笑)

次回の開催や開催内容はまだ未定だそうですが、次はラノベやミステリ本などのビブリオバトルも観てみたいです。紹介者や観覧者の層や白熱ぶりも全然違ったものになりそうで、それも面白そう。一応、アンケートに要望しておいたけど、実現されるかどうかは、図書館の方針次第。実現されれば、是非、観てみたいです。

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Author:kazanasi
絵画、小説を中心に観たり読んだり、自作で作ったり。サブカル全般に興味があります。暖かい時期には山登りもします。アナログとデジタルの間を行ったり来たりしてる人間です。


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