清明神社に行ってきました


4月29日に大阪の実家からの帰りに京都に立ち寄ってみました。目的地は、以前から1度は行ってみたいと思っていた、清明神社です。

晴明神社で祀られている安倍晴明公は、(延喜21年1月11日〈921年2月21日〉 - 寛弘2年9月26日〈1005年10月31日〉)は、言わずもがなの陰陽師ですが、平安時代では、最先端の学問(呪術・科学)であった「天文道」や占いなどを、体系としてまとめた陰陽道に関して、卓越した知識をもっていたとされます。今日、私達の日常生活の基準となる年中行事や、暦術、占法は皆この時に創られたのですが、安倍清明の事跡は神秘化されて数多くの伝説的逸話を生んでゆきました。


晴明神社は晴明公の屋敷跡であり、天文陰陽博士として活躍していた拠点であった場所です。



この日に、私がとったルートは、

まず、地下鉄烏丸線、今出川駅から出て、同志社大学や京都御所の横を経由。
同志社大学 綺麗な学舎! いい環境ですね~。 
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徒歩12分くらいの場所に、清明神社は建っていました。

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安倍清明神社 一の鳥居。
トレードマークの桔梗印(五芒星)に出迎えられて、
感慨もひとしおです。鳥居にこのような家紋が入れられていることって、
非常に珍しいそうです。確かにここだけ異彩をはなっていました。
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本殿です。この奥に清明公が祀られています。
右側にあるのは厄除桃。この桃に厄撫でつけて、厄を払えるそうです。そういえば、延々とこの桃を撫でつけ続けているおばさんがいました。そんなに厄を持っていたのかな。


神社内は、意外と小さな敷地でしたが、観光客が大勢いました。
タクシーで乗り付けてくる客もいたりしました。

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これは、神社の北にある晴明井といわれる井戸です。ここから湧く水は晴明水と呼ばれ、晴明の陰陽道の霊力より、湧き出たといわれ、無病息災のご利益があるといわれています。
この井戸は五芒星(晴明紋}を描き、その取水口がその星型の頂点の一つにあり、立春には、晴明神社の神職がその晴明井の上部を回転させ、その年の恵方に取水口を向けるのが、慣わしとなっています。
今年の恵方は……南南東

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               取水口が南南東を向いていますね。

この他にも、日月柱、千利休屋敷跡を記した石碑、御神木(推定樹齢300年)
四神門(当時は朝廷の使いなどが晴明邸を訪れると、誰もいないのにこの門が開き、門からでるとそれがまた勝手に閉まったそうです。今は、電動で午後6時くらいに閉まるそうです。きっぱりとHPに”電動で”って書いてあるところが(笑)

とはいえ、清明公にまつわる逸話には、心魅かれるものが多いです。清明神社の中の顕彰版には、そんな逸話の中から10個を選んで掲示がされていました。例えば、

これは、その中の一つ「宇治拾遺物語」(巻十一 三)127晴明、蛙殺す事からの逸話ですが、


 *若い僧たちが晴明に、

「式神を使うそうですが、容易く人を殺す事ができますか?」

 と、尋ねたところ、清明は、こう答えました。

「容易くは殺せません。気力を込めれば殺せるでしょう。だが、私は、生き返らせる術を知りません。ですから殺生の罪を犯すことになるので無益なことです。」

ちょうどその時、五、六匹の蛙が庭に出てきて、池の方へ飛び跳ねて行きました。 若い僧たちは言いました。

「もし、おっしゃってることが本当なら、試しにあれを殺して見せてはくれませんか。」

 若い僧たちがそう言うので、晴明は答えました。

「罪つくりな御坊方ですね。しかし私の術の力を試そうとしているのですから、殺してみせましょう。」

 晴明は、草の葉を摘み切り、呪文を唱えて蛙の方へ投げました。
 すると草の葉は、蛙の上にかぶさり、その途端に蛙は真っ平にへちゃげて死にました。
 これを見ていた僧たちの顔色は変え、晴明のことをとても恐ろしく思ったそうです。*



 また、他にもライバルの蘆屋道満との法力対決で、ミカン15個をねずみに変えて、みごとに勝利したという話もありました。晴明は必ず相手の術を読み、その上をゆく技を返す事で(「呪詛返し」の術)勝利を得ています。それは、並大抵の術使いでは出来ないことだそうです。また、清明は式神という僕(しもべ)使いでもあり、京都・一条通りを横切って流れる、堀川の上にかかるこの橋。 「あの世」と「この世」をつなぐとされた、一条戻橋の下に2匹の式神を飼っていたとも言われています。

現在の一条戻り橋
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せっかくですから、授与所でお守りなども買ってしまいました。私が買ったのは、これっ。

みずかがみ守  絵馬       ステッカー
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このステッカー、良いでしょう。車やバイクなどどこにでも貼れる魔除ステッカー(まよけすてっかー)だそうです。赤・青で一組。家の門柱、玄関、車、バイク、ヘルメットに。車に張る場合は追突しない為に前に、追突されない為にリアにお張りください。色は、どちらに貼られてもかまいません。 と、説明書き付き。清明公の守りは強いぞ。


清明神社の詳しい説明は、このHPにあります。

清明神社のHP

巫女さんの音声つき動画もあって、なかなか興味深いです。今の流行がかなり反映されたHPですが、それはそれで、良かったです。実際に清明神社の前に立った時に感じた平安の陰陽師の気配は、まぎれもない本物。そう思わせる風情は十分にありましたよ。


安倍清明                         安倍清明と蘆屋道満
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメント

勉強になりました

おぉ、力作ですね。
安倍晴明にライバルがいたとは知りませんでした。

Re: 勉強になりました

清明と蘆屋道満とのライバル関係は、映画などでも取り上げられていましたね~。私が見た映画では、真田広之が演じてました。
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Author:kazanasi
絵画、小説を中心に観たり読んだり、自作で作ったり。サブカル全般に興味があります。暖かい時期には山登りもします。アナログとデジタルの間を行ったり来たりしてる人間です。


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