DEVID BOWIE is ~ デヴィッド・ボウイ回顧展に行ってきました


 4/9(日) に東京都品川区にある寺田倉庫G1 ビル(天王洲)で催されていた

  ”DEVID BOWIE is ~ デヴィッド・ボウイ回顧展”

  に行ってきました。


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 開催期間は、2017年1月8日(日)~4月9日(日)で、行ったのが最終日だったので、激混みかと思っていたのですが、時間指定制だったこともあり、意外とゆったりと観ることができました。

  『DAVID BOWIE is』
 このライブ会場に行ったような感覚の展覧会は、2013年に英国の ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館で開催されて以来、世界9都市を巡回。 約160万人を動員し、日本はアジアでは唯一の開催地だそうです。そして、東京では3ヶ月で、12万人を動員しました。ちょうど、開催期間中の1月10日はボウイが亡くなってから1周忌ということで、会場には献花台が設けられたそうです。


 展示の内容は5項目に分かれていて、こんな感じでした。

 1.STARMAN

 1972年7月6日に、BBCの大人気音楽番組 に出演したボウイが披露した“スターマン”のパフォーマンスは、ジギー・スターダストという名キャラクターの誕生を知らせ、まだまだ保守的だった英国社会に大きな衝撃を与えた。 70年代のポップ・ ミュージックの流れを変えたとされている歴史的パフォーマンスを紹介。

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 「僕は誰かに電話をせずにいられなくて君を選んだ」 と歌いながら、 ボウイがこちらを指差す瞬間、 テレビを見ていた若者たちが覚えた興奮を、 再確認できるはず。


 2.FASHION

 想像上のキャラクターになり切るために、 服、 メイクアップ、 ヘアスタイル、 ファッションの力を最大限に利用したボウイ。 彼は、 1970年代初めの 『ジギー・スターダスト』 時代 の山本寛斎、 1990年代後半の 『アースリング』 時代のアレキサンダー・マックイーンを筆頭に、世界中のトップ・デザイナーたちとコラボレーションを行なったり、バレエや演劇など 舞台芸術のスペシャリストたちの手を借りたりしながら、 時に奇想天外で、 時に性差を超えた、 インパクトあふれるスタイルを作り出してきた。

 ボウイ展には、そんな彼が着用した、衣装の数々が集結。 着ても動けそうにない衣装もw

          ジギースターダスト2      ジギースターダスト      
              山本寛斎デザインの衣装                  Ziggy Stardust


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 3.JAPAN

 日本文化からインスピレーションを得て、西洋と東洋を交錯させた親日家ボウイの、日本との関わりを解き明かす。

 例えば、 歌舞伎にすっかり魅せられたボウイは、 ライヴ・パフォーマンスに歌舞伎の化粧法や早変わりのテクニックを取り入れたり、 日本人のクリエイターたちとも、 積極的にコラボレーションを敢行。 『ヒーローズ』 のジャケット写真を撮影するなど、 40年以上にわたってボウイを撮り続けた 鋤田正義の写真、 山本寛斎が1970年代にデザインした、 今見ても斬新きわまりない衣装は、 彼のキャリアで重要な役割を担った。 ふたりの作品のほかにも、 1977年発表の楽曲“モ ス・ガーデン”のレコーディングに使われたミニ琴や、ボウイ自ら描いた三島由紀夫の肖像画が展示されている。


                             ボウイが描いた三島由紀夫の肖像画
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 こちらは今回の展示にはなかった写真ですが、親日家のデヴィッド・ボウイは1980年に京都にしばらく滞在し(九条に別荘があったという噂が…)あちらこちらの店やライブ会場などに出没していたそうです。わ~、お会いしたかった♪O(≧∇≦)O♪
 ボウイの逝去に際して、阪急電車は公式ツィッターで、1980年に彼が来日した際の写真を公開しています。昭和のレトロな列車とボウイ様のコラボが凄くお洒落ですよね!


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      阪急電車

 ジャパン2


 4.SOUND&VISION

 どのようにして“音楽を展示”するのかという難問に対して、ボウイ展が出した答えは、 最新のテクノロジーを駆使した、 まったく新しいマルチメディア体験を用意すること。
 それらを体験するために、デヴィッド・ボウイ回顧展では、入場者ひとりひとりに専用のヘッドフォンを提供し、 各セクションの内容とシンクロさせた楽曲やインタヴュー音源を聴きながら、展示を 見て、 目と耳でボウイの世界に完全に没入できる仕組みを考えた。
 中でもクライマックスで待ち受ける 「ショウ・モーメント」 のセクションは、 ボウイ展の最大のハイライト。 四方から息つく暇もなく流れてくる映像と音楽は、その場にボウイが降臨したかのような迫力が。

 このゾーンの展示の中に、ボウイが作詞をする際にとった手法の一部を紹介していました。それは、コンピューターであらかじめ抽出した言葉をランダムに組み合わせ、その中の幾つかからインスピレーションに合った文を選んで歌詞にしてゆくというものでした。これって、私たちもやってみたら、彼のような感性豊かな歌詞が書けるかも。


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 5.SPECIAL

  日本オリジナル展示
 「DAVID BOWIE MEETS JAPAN」


  北野武・坂本龍一両氏が 『戦場のメリークリスマス』 を今、語る。

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 『戦メリ』の撮影時のデビィッド・ボウイの印象をたけしさんと、音楽と俳優両方を担当した坂本龍一さんが語っていました。彼らはボウイとは言葉を交わすことは少なかったけれど、ボウイの演技は、多くを語らなくとも非常に深い理解のもとに行っていたと思うと言っていました。
 『戦メリ』のあのテーマソングの美しい旋律は、何度聞いても心に響いてきますね。

 今回、この回顧展を観て、改めてデヴィッド・ボウイって、かっこいいと思ってしまいました。ヘッドフォンをつけて観て回る展示方法も斬新だったし、映像も臨場感がたっぷりで迫力がありました。でも、一番、私の印象に残ったのは、展示の一角にあった小さなビデオ映像でした。
 それは、NHKの「新・映像の世紀」に収録されていた、1987年、西ベルリン(当時)で、ボウイが行った”ベルリンの壁コンサート”を聞こうと殺到した東ドイツの人々の映像。
 東西冷戦時代のこの年に、ボウイは壁のすぐそばの西ベルリンでコンサートを開いたのです。しかも、スピーカーを、壁の向こうの東ドイツ側に向けて。その時に歌った歌は「ヒーローズ」
 「ヒーローズ」は、ベルリンの壁の下で落ち合ったカップルをテーマにした曲。この歌を歌う前に、彼は観衆に向かって、「壁の反対側にいる私たちのすべての友人たちに願いを送ります」とドイツ語で述べ、男女が出会うその日の間だけ「ヒーローになれる」と高らかに歌い上げたのです。その映像がこちら。

       
                              david bowie berlin

 この2日後、アメリカ大統領のロナルド・レーガンがドイツ人に対し、「この壁を壊しなさい」と求め、ベルリンの壁はその2年後の1989年11月に崩壊しました。
 この歌は、2012年のロンドンオリンピック開会式でイギリス選手団の入場曲にも使われました。
 そして、ドイツ外務省は、デヴィッド・ボウイが亡くなった時、公式ツィッターを通して彼がベルリンの壁崩壊前の1987年に西ベルリン(当時)でコンサートを開き、ヒット曲「ヒーローズ」を歌ってくれたことへの感謝の意を表明したのです。

  Good-bye, David Bowie. You are now among #Heroes. Thank you for helping to bring down the #wall.
  「グッド・バイ、デヴィッド・ボウイ。あなたは今、#ヒーローズ の一員になりました。壁の崩壊に力を貸してくれてありがとう」と

世界の伝説的なロックスターであるボウイは18カ月間にわたるガンとの闘病生活を経て、1月10日に死去しました。享年は69歳。
これは、彼の死の2日前に撮られた新曲用の写真です。
 最後まで素敵でスタイリッシュでかっこいい。本当のロック魂を持った方だったんですね。その姿と心、そして音楽は永遠に人々の心に生き続けると思います。



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                          最後に、これは、私のお気に入りの写真です(^-^)
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

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絵画、小説を中心に観たり読んだり、自作で作ったり。サブカル全般に興味があります。暖かい時期には山登りもします。アナログとデジタルの間を行ったり来たりしてる人間です。


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