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本と挿絵



お気に入りの本にお気に入りの挿絵がついてる。これって、楽しみ倍増ですよね。

そんな風に文・挿絵共に充実していたのが、私が子供の頃に毎月、父が買ってきてくれた「少年少女世界の名作文学」でした。

昭和39年の9月に刊行され、全50巻の全集で、毎月1冊ずつ配本される形式の本でしたが、1冊の価格が480円。当時としては安い値段ではないけれど、父は頑張って50巻全部を揃えてくれました。

監修が川端康成っていうのが凄いと思うと同時に、訳者、絵師にも大物がずらり。おまけに
各話に幾つもの挿絵があって、本の裏表紙にも毎月、有名どころの名画が解説とともに掲載されていたという豪華な本でした。

 

この本の中でも、挿絵画家の伊藤彦造の絵は今でも印象に残っています。繊細なペンタッチにはため息が出てしまいそう。思えば、この本と挿絵に出合って、本好きに拍車がかかったのかも。

剣豪などのイラストが多いですが、彼のギリシャ神話の挿絵は、神々の荘厳な姿が繊細なペンで描かれていて、当時の私は、子供ながらにうっとりと見惚れてしまいました。

伊藤 彦造(いとう ひこぞう、1904年2月17日 - 2004年9月9日)は、日本の画家。大分県大分市出身。剣豪、伊藤一刀斉の末裔に生まれ、自らも剣の師範であった。朝日新聞東京本社で勤務中に同社の専属挿絵画家右田年英からイラストを学び、改めて画家を目指し日本画家の橋本関雪に師事する。(Wikより)


        ホメロス神話の挿絵
             

        平家物語から
         平家物語


  平家物語 この繊細なペンタッチ!
平家物語1  平家物語3

          「石の花」から ソビエトの童話です。可憐な横顔ですね。
       石の花



同じ全集の挿絵画家では池田浩彰も好きでした。

池田浩彰
 多くの児童文学に挿絵を残しているにもかかわらず、この作家の情報は非常に少ないです。かなり前にお亡くなりになったそうですが、 本の解説には、1925年、 大連(現在の中国の旅大市大連)に生まれる。独学で絵の道にはいる。
ロシア占領下時代の建築物が並ぶヨーロッパをおもわせる街、大連で培われた美意識と、日本的なるものへの憧れ、東洋と西洋が結合したような永遠のボヘミアンを理想とする生き方の中で、ロマンチズムに満ちた画風が生まれたとあります。高齢になってからは、絵筆は握らなかったとか。

池田浩彰さんに関しては、このブログの別記事(池田浩彰と少年少女文学全集の挿絵画家たち)でも触れています。


素敵な横顔ですね。顔にかかるレースの白がとても印象的です。この絵師さんは、全集と別の本でも沢山の挿絵を描いています。

                     2011021319.jpg

      こちらは、「シンデレラ」の挿絵です。

            img_865433_9738791_1.jpg



          お姫様?が、傅く男に何かの褒賞を渡しているんでしょうか。ちょっと気になるシーンです。
           


作家の中には作品の絵を自分で描いている人もいますが、そんな中でのお気に入りは、これ!

ウェブスター「足ながおじさん」のイラスト 主人公のジュディの学校生活の様子のユニークなタッチが本文を引き立てています。本文のジャービスおじさんへの手紙に添えられた絵。こんな手紙を受け取ったら、ジャービスさんでなくても、すぐに次の手紙が欲しくてたまらなくなってしまうかも。落第点を取って涙している姿が可愛い。

 

キャロル「不思議の国、鏡の国のアリス」 このイラストは巷でも絶大な人気ですが、”アリス”自体が、創作意欲をふんだんにかきたててくれるキャラですから、”アリス”と入力して画像検索しただけで、オリジナルとは違った、様々なアリスがパソコンの画面に現れてきます。その絵を見ていても、可愛いのから邪悪?なのまで様々で、けっこう、楽しいです。








3Dゲームの「Alice in nightmare」のイラスト。戦うアリス!




少年少女世界の名作文学の挿絵画家たちのイラスト以外にも、私が好きな挿絵は沢山ありますが、それらをずらっと紹介させていただくと、

トーベ・ヤンソン「ムーミン」シリーズ




白黒なのに、画面が色付みたいに鮮やかです。おっと、お化けがいる。


山田章博 十二国記のイラストは、小野不由美の文章にぴったり。


延王と延麒 風の流れを画面から感じてしまいます。




末弥 純 「ファファードとグレイ・マウザー」シリーズでこの絵師さんを知りましたが、グィン・サーガシリーズ、魔界都市シリーズ、パトレイバーと言った方が知っている方は多いでしょう。「ファファードとグレイ・マウザー」は小説もいいので、またプログで紹介するつもりです。この小説は、ヒロイックファンタジーの古典ですが、男性、二人主人公という珍しいパターンの物語です。

 



藤城誠治「銀河鉄道の夜」のイラストは印象的 光と影と色彩の妙が素晴らしく、目覚めながら夢を見ている感じ。影絵だっていうんだから、それも凄い。






5790885660_dfde61c5ee_o.jpg
これは、可愛いですね
http://admin.blog.fc2.com/control.php?mode=editor&process=load&eno=8#



藤城さんは、また、広島の原爆ドームや東日本大震災などをテーマにした作品も作られています。
 空を舞う折り鶴やファンタジーの世界の小人たちが、笛を吹き、キャンドルを灯す様は、鎮魂と平和の祈りを静かに私たちに訴えかけているようです。


     134812733151513225732_DSC04074hi.jpg



     2013060202.jpg


              img_17 1352988387
               奇跡の一本松の上でキャンドルを灯す小人たちが印象的です。



                         img_0 1247329594

         tennsinookurimono(l).jpg

 その他にも色々と好きな絵がありすぎて、一度には載せきれませんが、本当に心魅かれる絵ばかりです。
コミックやアニメまで手を伸ばしてしまうと、多すぎて、切りがないです。でも、また、それもおいおい、ブログに載せてみようかな。



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kazanasi

Author:kazanasi
絵画、小説を中心に観たり読んだり、自作で作ったり。サブカル全般に興味があります。暖かい時期には山登りもします。アナログとデジタルの間を行ったり来たりしてる人間です。


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